諸井三郎って・・・・
諸井という苗字でまず思いつくのはコメンテーターとしてテレビ出演もし、少し前に亡くなった経団連の諸井虔、またこの方の弟で現代音楽の作曲家として有名な諸井誠ですか・・・・そして、このお二人の父親が今日の話題の諸井三郎。秩父セメントの創業一族でお金持ちのご一家です。三人に共通するのはサッパリしすぎた髪型(笑)・・・・遺伝でしょうね。
諸井三郎は日本音楽を語る上で欠くことのできない作曲家であり音楽評論家でありましたが、この人の凄さは、まともに西洋の芸術音楽に取り組んだところにあります。諸井より前にも例えば山田耕作なんかがわずかに交響曲やオペラを作曲したりしていましたが、基本的にそれらは日本の民族音楽に根ざした、いわば国民学派的な内容のものでした。ところが諸井三郎は純粋に音の芸術として捉え、がっちりとした形式感のある楽曲を作っていったのです。
5つの交響曲、2つのピアノ協奏曲の他、室内楽やピアノ曲などのすべてが「ガチ」な音楽らしいです。らしい・・・・と言うのは私自身、聞いたことがあるのが「交響曲2、3、4」「弦楽6重奏曲」など僅かしかありませんから。と言うかコンサートの演目にはまず上がりませんしCDも私の知る限り4枚しかありませんので・・・・
しかしてその音楽ですが交響曲など一見難解かつ重厚でとてもカッコいい響きがします。えっ、当時の日本にこんな音楽があったのかって感じです。特に第2交響曲のもつ焦燥感とか第4交響曲の躍動感なんか強烈なインパクトがあり個性的です。同時代のショスタコーヴィチやピストンなんかに引けを取りません。日本のクラシックがただの猿真似でないことの証明ともいえます。どうしてこんなすばらしい作曲家の作品をもっと国を挙げてレコーディングしないのか?まったく理解に苦しみます。
文化庁もアニメの殿堂に躍起になるばかりじゃないと思いますがね・・・・
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