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実習ノートって(社会福祉士編)(3)・・・・

●9日目「各児童の考えを観察の中から読み取る(2)」

 「実習生所見」

 本日は午前中、日曜作業を先週と同様S君と行いました。先週と違って冷蔵庫の内側まで清掃しました。徹底した清掃に感心しました。午後はあいにく雨のため、作業も運動も出来ませんでした。しかしその分児童たちの普段の様子を観察することが出来ました。まずここで一番影響力があるのはU君です。彼は運動が好きで理解力もある児童です。ただ力を好む傾向があり、他人を優劣で判断する感じを受けます。もっともこの世代の子供は皆そうなのかも知れません。彼といつも行動をともにしているN君は逆に控えめで全てに卒がないのですが自己表現が下手なのか嫌いなのか彼とは話す機会がありません。この2児にS君が入るといつものメンバー、そして他の児童たちは彼らとはほとんど別行動を取っています。U君はきっと退屈だと思います。N君は意外と冷静に他の児童を見ているようです。すぐにホットになるU君とクールすぎるN君。2人は自分の足りない部分をお互いに相手に見出して惹かれているのではないかと思います。

 「指導者所見」-T指導員-

 現在の児童8名の構成は最長児が3年目、新しい児童でも7ヶ月になります。児童それぞれがお互いを知り尽くした状況になっています。来年の3月には今の半数以上が入れ替わります。それまでには寮の感じも変化すると思います。

●10日目「自分の実習について振り返る」

 「実習生所見」

 本日は午前中にM係長よりD中学校分校の講義をいただき、また実際に学校見学をさせていただきました。寮のときとは違う飾らない児童たちの顔が見れました。そしてこの分校は平和でとても恵まれているなと思いました。午後からは栄養士のY先生より「H学園」の食事についてのお話がありました。児童は勿論職員の先生方の体のことまで考えて献立を作っているとのこと。毎日のことなので根気の要る仕事だと思いました。本日が終わるといよいよ残り二日間となります。観察実習ということでひたすら「見る」ことに時間を費やしましたが「見る」ことにも色々なレベルがあり、恥ずかしながら自分はただぼんやりと「見る」レベルに留まっていたように思えます。本来の社会福祉援助とは何か、それを実習を通して如何に学んでいくか、もう一度考える必要があると思いました。それが残りわずかな自分の課題です。

 「指導者所見」-H指導員-

 社会福祉士は児童・障がい・高齢者と色んな分野を知っておく必要があります。色んな見方を考えてみてください。観察実習でも頭の中では自分ならこうするというイメージを作っていくといいと思います。常に先を読んでポイントを押さえた対応が出来たかどうかが重要です。

●11日目「残された時間の中で学ぶ」

 「実習生所見」

 本日最後の遅番実習となり、また高等部の児童たちは明日よりキャンプに出るので、彼らとの時間も実質本日が最後となりました。今まで十日間以上彼らと生活した中で彼らに対しては厳しい視点から観察することが多かった気がします。確かにここの児童は何らかの問題があって入所している子であり、いわゆる「問題児」ではありますが、やはりわずか15歳の子供たちです。こちらが構えて接すれば相手も構える、そんなことを先生方の愛情ある接し方を見て思いました。今回ともに生活した児童もあと数年のうちに全員が社会に復帰するでしょうが、世間が彼らを特別視しなければ彼らは必ず自立した生活を営めると信じています。また先生方のご苦労を見ているとそうあって欲しいと思います。このメンバーで恐らく一番早く退所できるのはU君あたりでしょうか。彼の笑顔は作り物ではないと信じます。あと少しだけ大人のルールを学ぶことです。そして彼ならこのことを理解できると思いました。

 「指導者所見」-S指導員-

 様々な経験をさせつつ、ルールや信頼できる大人がいるということを伝えて自立の道に進んで欲しいと願っていますが現実は(卒業後)厳しく、アフターケアも充分とはいえないでいます。多くの卒業生の中で一人、二人でも自立できればいいしSOSを発信されたらすぐに対応したいと思っております(早期発見、早期治療)。

●12日目「最後まで児童たちと生活する」

 「実習生所見」

 いよいよ最後の実習日です。高等部の児童たちは本日より一泊のキャンプに向かいました。彼らを含めここの児童たちとの別れは何ともいえない寂しさがありますが一方で自宅の我が子に会えるという喜びもあります。人間の一生というものはこのような出会いと別れ、そして再会から成り立っているんだなあと再確認いたしました。どうせ出会うならまたどうせ別れるならお互いにとって良い形でありたい。今回の自分が児童たちにどう写っていたか逆に知りたい気持ちです。それが自分自身を振り返ることにつながるからです。援助者にとってそのことは必要不可欠だと思います。はじめは長く感じられた12日間の実習でしたが多くのことを学ぶことが出来、終わってみれば実に短い期間であったと思います。勉強不足な点、失礼な点も多くあったことと思いますが、この実習を糧として、自分の環境の中で生かしてまいりたいと思っています。指導員の先生方ならびに児童諸君、本当に有難うございました。

 「指導者所見」-S指導員-

 体調を崩すことなく無事実習を終えることが出来、ご苦労様でした。児童福祉の勉強をしつつ、高齢者福祉の現場でのご活躍を期待しております。

 ・・・・とまあこんな感じで実習が終わりましたが前回とは違い、時間に追われる現場ではなかったためか皆さんに何かと構ってもらえました(笑)。ただ、社会福祉士の実習であるにもかかわらず、実習先の指導者に社会福祉士有資格者が一人もいない点が気にかかりました。またこの実習ってなんだろうとも思ってしまいました。読み返すと実習の方向性がつかめず雑感を記しているのみの感もありますね。

 以上で長々綴りました実習所見は終了でございます。実習のイメージ沸きましたでしょうか・・・・

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コメント

おまえ、凄いな!ホント尊敬するよ!
俺には到底出来ない職業だ。

投稿: むーつぅん♪ | 2009年7月26日 (日) 22時56分

素直に褒められたと受け取るよ。

しかしこの頃のほうが良かったなと思うよ。
今じゃ予算未達だの必達努力だのと精神的な
プレッシャーに苛まれてるからね(汗)

投稿: 管理者 | 2009年7月27日 (月) 22時12分

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