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実習ノートって(社会福祉士編)(2)・・・・

●5日目「各児童の長所を観察する」

 「実習生所見」

 本日は起床を観察させていただくため20分ほど早く実習に入らさせていただきました。やはりこの場でも児童たちの動きはそれぞれで、早く起きて準備を整える子、起きて遊んでいる子、起きられない子などいました。「K寮」の規律はごく当たり前の内容だと思うのですが、児童の中にはそれでも高いハードルと思える子もいます。午前中、A係長より講義いただき、児童の生活と職員の方々の職務について勉強いたしました。教護院と呼ばれていた時代と比べて今は児童の状況も周りの環境も随分変わったようです。今後この施設がどのような位置づけとして定着するのか注目しています。今日の作業はK君と2人で行いましたがK君は大変丁寧に草取りをし、彼の作業したところはとても綺麗でした。彼の長所を一つ発見しました。後の児童たちとはあまり関わる時間がありませんでしたが、今後も子供たちの長所を考えていきたいと思います。

 「指導者所見」-K指導員-

 起床は「H学園」全体で大変重視している行動です。特に我が寮では学校・就職に通っている児童が多いため大事にしています。朝、起きられずに失敗する児童が時折見られます。起床がきちんとしている児童は生活態度も良好のように思われます。ここに入所する児童はほめられることが少なかった児童が多いので、長所などがあれば大いにほめるようにはしています。

●6日目「集団生活の意義を学ぶ」

 「実習生所見」

 本日実習に入ると本来高等部に通学して寮にいないはずのS君とO君が作業を行っていました。先生の話によるとちょっとした「からかい」から小突きあう事態になったとのこと。この2人の児童を見てきた自分としては信じられない気持ちです。ただ一つ思うのは2人とも素直な分不器用と言うかストレートな性格が目立っていて、それが災いした結果のように思えます。不器用であるということが人生にとって大きなハンディキャップであるということをしみじみ感じさせる出来事でした。またそれが集団生活の難しさでもあり、その中で各児童が身をもって学ぶ場、児童自立支援施設とはそういう施設だと思いました。実習も6日目となり少しではありますがここの生活にも慣れてきました。と同時に疲れも少し出てきましたので健康に留意して残りの実習期間を実のあるものにしたいと思います。

 「指導者所見」-T指導員-

 最近の入所児童の傾向から対人的な距離のとり方の未熟さが目立ちます。色々トラブルがあったり職員に注意されたりして学んでいると思います。体に気をつけて頑張ってください。

●7日目「児童との適切な接し方を考える」

 「実習生所見」

 本日は午前中、反省生活中のO君と草取りをしました。O君はゆっくりしたペースながら綺麗にそして確実に草取りをしていました。また隣ではもう一人の反省生活者S君が剪定を行っていましたが2人のトラブルでお互い反省生活に入ったためか意識するかのようにどちらも先に作業をやめようとはせず、相手の様子を伺っているかのようでした。作業を終えた後O君と話をすることが出来ました。彼の夢は調理師とのこと。頑張れば必ずなれると話しました。また反省生活は自分を見直す良い機会であるとも伝えました。O君もS君もとても真面目な子なので自分も素直に彼らに接することが最善だと思いました。午後、講義が続けてあり、医務室の生活についてと心理カウンセラーの先生からお話をいただきました。その中で全児童の半数以上が何らかの行動障害を持っているという点と児童施設のほとんどにカウンセリングが設置されているという点に驚きました。また施設のことを学ぶことが出来ました。

 「指導者所見」-T指導員-

 実は「K寮」も50%が障害を持っております。個別対応が以前よりも多くなってきています。児童自立支援施設の現代的傾向で全国でも同様の状況だそうです。よって指導方法もかなりの幅が必要となります。

●8日目「各児童の考えを観察の中から読み取る(1)」

 「実習生所見」

 本日は児童たちは休校日ということもあって寮の中にいることが多い一日でした。午前中に「月例はがき」の時間があってそれぞれの児童が月に一度、両親やお世話になった人々にはがきや手紙を書くという行為をしていました。読ませてもらうと児童たちの素直な気持ちがそこに表現されていました。その後T君とポータブルプレーヤーの話をしました。他の児童はそれぞれの部屋で休息していました。午後の清掃の後K君、U君、T君と野球練習に出ました。自分は野球が下手なT君ともっぱらキャッチボールをすることになりましたが、本日はT君と関わる時間が多かったです。彼は運動嫌いでで集中力に欠ける面がありそれは軽度の障害と思われますが、例えばコンピューターや電気関係にはとても詳しく物知りです。欠けている面のみを問題にすることは単に彼を否定してしまうことだと思いました。T君の中でも常に自分との戦いがあり、それは各児童の中にも形は違っても存在しているんだと思いました。児童に優劣は付けられません。

 「指導者所見」-T指導員-

 規則のある生活の中で弱い自分に勝ったり負けたりして自信をつけ、心を安定させることが出来たときが良い時期となります。

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